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2015年7月21日火曜日

自己紹介@3*D空間創考舎一級建築士事務所

今回のブログを担当致します、3*D(スリーディー)の石川です。よろしくお願い致します。
個人で事務所(港区です)を立ち上げてから、そろそろ10年になります。それ以前は大学教授のアトリエ事務所に勤めておりまして、主に公共施設を中心とした大型案件に携わらせて頂きました。その流れもあり、現在でもオフィルビル、ショールーム、研究所、工場、物流倉庫など多岐に渡る建物のプロジェクトに参加する事もありますが、設計・監理の中心は個人住宅や集合住宅などになります。
個人住宅に関しては、概ね木造になるのですが、その他の建物に関しては、骨格が鉄骨であったり、鉄筋コンクリートであったりと、その時々の最適な工法を選択しております。その様な経験から、木造住宅であっても、木造以外の工法を組込む様な事も行っておりますので、ここではその事例をご紹介したいと思います。

2007年に竣工したM-HOUSEは、木造在来工法の平屋建築です。栃木県の郊外に建てられたこのお宅は、南北に細長い敷地に母屋とそれに連なるプールで構成されています。 特に屋根の構造に関しては、木材をインテリアとして見せる事をお施主様がご希望されました。この時に、木の部材だけで屋根構造を作ってしまうと、それぞれの部材寸法が少し太めになったり、部屋の中央に柱が落ちて来たりと、間取りと空間の印象にとても大きく作用してしまうと考えました。この屋根部分に関しては、鉄と木のハイブリット構造を採用し、木材の一部を鉄材に置き換える事により、部材をスリムにし、空間に軽快感とメリハリを持たせる事としました。
これに関しては、通常の木造住宅では行わない構造計算を加えたり、一部の鉄材はオリジナルで製作したりと、色々と労力は掛かっているのですが、その甲斐あってか、オリジナリティを携えた空間ができ上がったのではないかと感じております。

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